ジュエリーブログ,ニュース / ジェムランド

2010/5/23 日曜日

全宝協カラーグレードが甘い問題、宝石鑑別団体協議会は全宝協のグレード済みダイアモンドを無料で再グレーディングの方針を発表

Filed under: ジュエリーニュース, ダイヤモンド, 海外ジュエリー事情 — ジェムランドeditor @ 11:12:38

宝石鑑別団体協議会の土居芳子会長および役員らは21日午後に記者会見を行い、全国宝石学協会全宝協)によるダイアモンドグレーディング レポート(いわゆる鑑定書)のカラーグレードが甘かったとされる問題について、同協議会の方針を発表した。

宝石鑑別団体協議会では、全宝協が2007年2月〜2008年10月の期間にグレーディングをしたダイヤモンドを消費者が同協議会に加盟するグレーディング機関にもちこんだ場合、無料で再グレーディングをする方針を発表した。無料なのはグレーディングのみで、レポートを別途発行する場合には料金が発生する。

全宝協からは宝石鑑別団体協議会に退会届が提出され同協議会は受理したが、再グレーディングの結果不正が明らかになれば、除名処分もあり得るとしている。

ダイヤ鑑定かさ上げ:全宝協、業界団体を退会(毎日新聞)

2010/5/18 火曜日

全宝協のダイアモンドのカラー グレード

Filed under: ジュエリーニュース, ダイヤモンド, 海外ジュエリー事情 — ジェムランドeditor @ 14:31:19

毎日新聞社は、全国宝石学協会(全宝協)の出したダイアモンドのカラーグレードが甘かった問題を報じている。

この問題を受け、全宝協のグレーディング レポート(いわゆる鑑定書)付きのダイヤモンドを店頭から撤去する動きも一部に出ているという。

宝飾業界に新しい資格検定制度 - ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格

Filed under: ジュエリーリフォーム, ジュエリーの資格 — ジェムランドeditor @ 14:14:23

日本リ・ジュエリー協議会一般社団法人 日本リ・ジュエリー協議会は、こ宝飾業界の新しい資格制度として「ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格検定制度」をスタートさせると発表した。

この数年、ジュエリーのリフォーム需要はじわじわと高まりを見せているが、この流れをより確実なものにし、定着させるための方策として、ジュエリー・リフォームに特化した検定制度を樹立し、能力に応じた資格を授与することで、消費者から信頼され、さらなる活発な受注に繋げる業界基盤にしたいとしている。

現在、ジュエリー・リフォームの市場規模は約400億円程度とされ、将来的に1000億円市場に成長すると予測されている(矢野経済研究所)。しかし、この予測を確実にするためには、受け皿となる〈人〉の育成が不可欠となる。今回の資格検定制度では、検定試験をとおして個々人の能力を高め、一級と二級という2つのジュエリー・リモデル・カウンセラー資格を授与することで、受注する側には戦うための武器を、また消費者からは安心してリフォーム相談が出来る受け皿の目印にしていく。

今回はタイトルに「ジュエリー・リフォーム」ではなく「ジュエリー・リモデル」という言葉が使われている。これについて主催者側は「リフォームという言葉は正確には修理に近い意味で、ヨーロッパでは現在日本でおこなわれている作り替えはリモデルとかリメイクと言っている。これからの国際化を考えたとき、言葉は正しく使うべきで、これを機会に作り替えをジュエリー・リモデルという用語に統一していきたい」としている。

また説明では、このリモデル・カウンセラーは、作り替えをするだけでなく、消費者
から持ち込まれたジュエリーを、
1)リモデルするもの
2)後世に残すべきもの
3)修理して使えるようにするもの
4)スクラップにするもの
に仕分けし、アドバイスできる能力と志向を持った人材としている。

今回の資格検定で特徴的なのは、受験者のリモデル業務経験を最大に重要視している点であろう。業務経験のない人は受験資格がなく、業務経験に応じて「基礎点」として20〜50点があらかじめ提供されることになっている。また他の宝飾業界の資格検定取得者にも「基礎点」が提供され、リモデル業務経験者、また業界経験者には有利な検定資格となっている。

なお、今回の資格検定は、業界有力者による討議を経て実施されるもので、委員長に山口 遼氏、委員には諏訪恭一氏、土居芳子氏、露木 宏氏、首藤 治氏という論客が名を連ねている。

資格検定試験の応募受付は6月14日(月)から7月2日(金)まで。応募用紙は一般社団法人 日本リ・ジュエリー協議会事務局へメール(info@re-jewelry.net)か、FAX(03-6806-0014)で申し込めばもらえる。また、日本リ・ジュエリー協議会の協力会社※の店頭も入手出来る。

二級資格試験は9月20日(月、敬老の日)におこなわれ、9月30日(木)に合否が発表される。二級合格者を対象とした一級資格試験は11月23日(火、勤労感謝の日)に予定されている。

詳細は受験応募書類を手に入れて確認することが重要となる。詳細の確認は日本リ・ジュエリー協議会ホームページでも可能だ。

※日本リ・ジュエリー協議会 協力会社
http://www.re-jewelry.net/support/

2010/4/27 火曜日

デビアスミレニアム・ブルー6億円で落札

Filed under: ジュエリーオークション ニュース — ジェムランドeditor @ 10:01:34

デビアス・ミレニアム・ブルー・ダイヤモンド4月7日香港で開催されるサザビーズのジュエリーオークション、Magnificient Jewelsに出品されたデビアスのミレニアム・ブルー・ダイヤモンドは、私の落札予想価格のほぼ真ん中である約6億4百万円(49,940,000香港ドル)で落札された。

このブルーダイアモンドのスペックは次の通り。

・石目:5.16cts
・シェープ:ペア・シェープで
・クラリティ:インターナリーフローレス(IF)
・カラーはファンシー・ヴィヴィッド・ブルー(GIA

2010/3/26 金曜日

ジュエリーの歴史6000年 [第3回]

Understanding Jewellery
ジュエリーの歴史6000年 [第3回]

古代文明はエジプトやメソポタミアを中心としたオリエント圏で高度に発展しました。世界の各地で文明が発生すると、都市が建設され階級が生まれ、そこで生活する人々を統率する人(王)があらわれます。王は民衆と区別を付ける為に、特別なものを身につけることによって力を示すようになります。この特別なもののひとつにGOLD(金)がありました。

金は地球が生まれた時から元素として存在していました。その元素が地殻変動によって地表地殻に持ち上げられ、世界のあらゆる場所で鉱石に含まれ、或は砂金となって私たちの前に登場してきました。

人類がはじめて金と遭遇したのは、川の中でキラリと光る砂金を発見したときではないでしょうか。それは何よりにも増して煌めき、神々しくあったのです。

金の特性は空気中で酸化せず、他の金属と化合せず、展延性があり、減りません。このような特性は他の金属や宝石ではあり得ず、だからこそ古代に於いて金を征するものは世界を征服したことは歴史が証明しています。

銅を使い出したのはメソポタミアのシュメール文明の方が古いのですが、金を用いたのはエジプトの方が古く初期王朝のナルメルの時には既に、何らかの金の細工品がつくられています。エジプトでは古くからナイル川上流とアスワンの南からスーダンにかけたヌビア地方、第5急端の東側のプント(正確な位置は現代でも特定できていない)などが金を産出することで知られていました。

エジプトの金を語るとき、ヌビア地方を抜きにすることはできません。代々のファラオはたびたびヌビアに遠征を送り、金の管理と調達にエネルギーを費やしました。18王朝のハトシェプストは、アモン神の神託によりヌビア、プントそしてシナイ半島まで遠征隊を送っています。

3tc.jpgまたエジプトの歴史の中で、テーベに都をおき25王朝を築いたピアンキはヌビア人による王朝で、アッシリアに征服されるまで約80年ほど続きました。紀元前750年頃の事です。古代エジプトの歴史の中で肌が黒い種族が王朝を築いたのはヌビア人だけですが、この頃になると金の産出量はかなり少なくなってきたようです。

古代の王たちは死ぬと必ず蘇ると信じ、自分の王墓に夥しい量の宝飾工芸品を運び封印しますが、墓泥棒たちによって盗み出され、特に金製品は鋳潰されてしまいます。

現在残されているもので最高傑作とされるもののひとつに、古代エジプト第18王朝のファラオ、ツタンカーメン王(在位:1333-1324年頃/より厳密な表記ではトゥトアンクアメン[Tut-ankh-amen]という)の黄金のマスクがありますが、このマスクを超えるものは新王国時代には沢山作られたことでしょう。

マスクに用いられた金は10kg、またツタンカーメンのミイラが収められていた棺は3重になっているのですが、これに用いられた金の総量は110kgにのぼります。

ツタンカーメンから少し時代は下がりますが、第21王朝のプスセンネス1世の墓は、ツタンカーメンが一部盗掘されていたのに比べ、完全無傷で発掘されています。この墓から発掘されたプスセンネス1世の黄金のマスクは、ツタンカーメンほど豪華ではありませんが、素晴らしいものです。

18王朝から20王朝の新王国時代、そして第3中間期にかけての21王朝あたりは、エジプトの美術・工芸が最も豪華に華開いた時代でもあります。しかし現存しているものは一体幾つあるのでしょうか。金は人間によって最高のものを作ったかもしれませんが、破壊され鋳つぶされてしまっているのです。

ジュエリーの素材としては、金が中心で、銀はほとんど使われていません。古代に於いて銀は純粋な銀の形で産出される事は稀で、他の元素との化合物として見つかることの方が多かったことによりますが、エジプトでは銀は何故か産出されなかったようです。

3hayabusa.jpg宝石類についてもエメラルド、ラピスラズリ、カーネリアン、トルコ石、シリカガラス、ファイアンス(焼き物の一種で石英の粉末に油を加えて成形し、その上に釉薬をかけて焼成)など青や赤の明るい色調を好みました。古代文明の中でこれほどまでに、色彩豊かな表現をしている文明は他にありません。
クレオパトラで有名なエメラルドはシナイ半島からもたらされ、ラピスラズリやトルコ石はアフガニスタン地方から運びこまれました。

また新王国時代のツタンカーメンの胸飾りや眼に使われているシリカガラスは、エジプト南西部ギルフ・ケビールの北50キロでしか採取できないものでリビアングラスとも呼ばれます。このグラスは隕石の落下の衝撃により、地表の岩盤が一旦持ち上がってから加速度をつけて地表を押しつぶした時の圧力と超高温で岩石の一部が溶けできたものであるという説があります。

2006年吉村作治教授等が、ツタンカーメンのマスクを調査していますが、このレポートでは、シリカガラスについては全く触れられていないようです。

さらにこのレポートでは純金のマスクの表面に微細(ナノメートル単位)の金粉にニカワを混ぜて、薄い膜として表面を覆っていると記しています。金粉をつくるには、金の板をヤスリ状のものでごしごし削って粉末状にするわけですが、この時代に金をナノメートル単位の微細な金粉にすることは果たして可能なのか、疑問のあるところです。

エジプト王朝はその長い歴史の中でたびたび異民族の迫害を受けます。最初の侵入は第2中間期の15王朝を創設したセム語族のヒクソスでした。その後第3中間期の25王朝を築いたヌビア人による王朝です。

ヌビアはエジプト統一王国ができる以前から、たくさんの金をエジプトにもたらしました。エジプトは1万年以上前にスーダンやエチオピアに住んでいた民族が北上してきて建国したとも云われています。またヌビア人はエジプト王国の中で唯一黒人系の民族でもあります。

19王朝のラメセス2世は67年の在位中常時500人を越える女性を後宮囲い、100人を超える子をなし、7人の女性を妃にしたと云われていますが、その中にクレオパトラやネフェルティティと並び歴史上の美女とされているネフェルタリがいました。彼女はヌビアの王女アイーダの生まれ変わりと云われています。

ネフェルタリを祀るアブシンベル小神殿がヌビアの方角を向いているというのも頷けますし、このような伝説もヌビアが金の豊富な産出国であったが故の事かも知れません。

その後アッシリアが侵入し、紀元前525年にペルシアのカンビュセス王によって征服され、エジプトはペルシアの属州になりますが、それまでの2000年間エジプトの美術様式にほとんど変化が見られないというのも大きな特徴です。

そして私たちが通常使っているブローチを除いた装身具類はすべてこの2000年間に形成されているのです。エジプトの装身具で特徴なのは、他のオリエント諸国が殆どゴールド、或は色石を使っても単色で使っているのに比べ、実に多彩複雑に色石を組み合わせ、豪華に仕上げている事です。ここまで色彩豊かな装身具は現代に通じるものがあり、私たちが大いに参考にする必要がありそうです。

やがて紀元前332年、マケドニアのアレクサンドロス大王が、エジプトを支配していたアケメネス朝ペルシアを撃破し、新しい首都アレクサンドリアを創設します。プトレマイオス朝はマケドニアの王アレクサンドロスが建設した王朝で、ギリシアのヘレニズム文化の影響を受けながらエジプト文化を継承します。

しかしアレクサンドロス大王は323年急死し、その後をプトレマイオス1世が引き継ぎます。プトレマイオス朝に使われた金はナイル上流のビシャリー金山から産出される金でした。ナビアの金は新王国時代を過ぎると産出量が少なくなりましたが、ビシャリー金山は健在でした。この金山はローマ時代まで続きます。

プトレマイオス朝のクレオパトラ7世の時に、ローマ軍によって滅ぼされてしまいます。紀元前30年の時です。その後西暦642年アラブ人の将軍アムルによってエジプトが侵略されるまで、ローマ帝国の支配下にありました。以後エジプトは現在に至るまでイスラム教圏としての歴史を歩んでいくのです。

増渕邦治(ますぶち くにはる)

ますぶちstyle ホームページ

2010/3/24 水曜日

宝石サンゴ取引規制否決 - ワシントン条約

Filed under: ジュエリーニュース, カラード ストーン — ジェムランドeditor @ 14:18:41

クロマグロの国際取引禁止案で注目が集まったカタールの首都ドーハで開会のワシントン条約締約国会議では、宝石ラバーの注目を集めた宝石珊瑚の取引規制に関しても討議されたが、否決された。

1997年オランダ・ハーグでの同会議でも一度は取引規制が決定された宝石サンゴは、総会での再協議で却下された経緯がある。 

宝石サンゴとはモモイロサンゴやアカサンゴなど。これらはテレビの海洋番組などでダイバーが比較的浅い海域で撮影するサンゴとは異なり深海に生息するもの。

2010/3/16 火曜日

縄文時代の黒曜石鉱山、鷹山遺跡

Filed under: ジュエリーコラム, 宝飾品の歴史・考古学 — ジェムランドeditor @ 10:16:49

縄文時代の黒曜石鉱山、鷹山遺跡黒曜石とは天然のガラスである。種々の色を呈するが、多くが黒色。

日本では十勝石の別名でも知られているように北海道が有名だが、長野県でも霧ヶ峰、和田峠、そして今回紹介する鷹山での産出が知られている。

鷹山遺跡群(たかやまいせきぐん)は長野県小県郡長和町で昭和30年(1955年)に発見された。その後の調査過程において発見された黒曜石鉱山は平成5年に全国ニュースで採り上げられた事で脚光を浴び、平成13年には国の史跡に指定されている。

鷹山遺跡群は約1万2千年から3千年前(縄文時代後期)に作られたと推定され、黒曜石の採掘址(さいくつし)は75基(平成5年現在)数え、全国最大規模。

鷹山遺跡群が発見されたのが昭和30年であったとしても、当地における黒曜石(例え黒曜石の名を知らなかったとしても)の存在は、地元民には古くから知られていたようだ。その証拠とも言えるのが黒曜石鉱山があった場所の地名。これを星糞峠(ほしくそとうげ)という。

星糞峠の語源に関する記録は見つかっていないが、常識的に考えれば、地面のあちらこちらに落ちていた黒曜石の破片の割れ口が光を浴びれてキラキラと光る様子が星の糞を想像させたからだろう。

実際私が当地を訪ねた時も、脇道で未舗装の路面を5分ほど観察したところ、ふたつの黒曜石の破片を見つけることができた。

現地には「星くずの里 黒耀石体験ミュージアム」(語感を気にしたと思われるが“星糞の里”ではなかった)があって黒曜石などを使ったアクセサリー作りを体験できる他、各時代別に整理された黒曜石の石器(矢尻など)の展示や黒曜石を斧に加工する方法を見ることができる。これらの写真はこちらに公開

鷹山は白樺湖から車で30分ほど。近隣を観光する機会のある宝石・鉱物愛好家諸氏は鷹山まで少々足を伸ばしてはいかがだろう。

福本

JJAジュエリーデザインアワード2010

Filed under: ジュエリーデザイン コンテスト — ジェムランドeditor @ 6:47:17

日本ジュエリー協会が主催するJJAジュエリーデザインアワード2010募集要項が発表された。

送付の場合の受付日は2009年7月6日(火)で、日付指定で発送とのこと。持参の場合は2009年7月7日(水)午前10時から午後3時まで。

▽応募資格
・応募者、デザイナー、製作者の全てが国内在住であること。
・作品を2009年9月1日以前に公開、展示、個展に陳列していないこと。
・出版物、パンフレットなどに非掲載であること。
・他の公募展に応募していないこと。
・但し、第4部門においては学生によるその年の卒業制作は新作とみなし応募可能。

▽審査基準
・創造性豊かな次世代の感じされるジュエリー
・素材の特性を充分に生かした上でのデザイン表現力
・今まで発表されたコンテスト作品及び商品とは類似しないオリジナリティ豊かなデザイン

▽応募部門
・第1部門(パーティーシーン)
・第2部門(カジュアルシーン)
・第3部門(テーマ部門:パールジュエリー)
・第4部門(新人部門)

>> 応募用紙・応募用紙

▽送付先・問い合わせ
社団法人日本ジュエリー協会 ジュエリーデザインアワード事務局
〒110-8626 東京都台東区東上野2-23-25
電話:03-3835-8567

2010/3/9 火曜日

デビアス、ミレニアム・ブルー・ダイヤモンド、オークションへ

millenniumblue.jpg4月7日香港で開催されるサザビーズのジュエリーオークション、Magnificient Jewelsに、デビアスのミレニアム・ブルー・ダイヤモンドが出品される。

5.16ctsあるミレニアム・ブルーはペア・シェープでクラリティはインターナリーフローレス(IF)、カラーはファンシー・ヴィヴィッド・ブルー(GIA)。

サザビーズの発表した落札予想価格は約4億2千万円から5億2千万円だが、私は5億円以上、上限は7億円と予想する。その根拠は次のようなもの。

まず長引く世界的不況にも関わらず、宝石への投資に意欲的な中国人富裕層の存在。昨年12月に1キャラット当たりのダイアモンドの価格(約2億円)として世界最高値でクリスティーズで落札されたヴィヴィッド・ピンク・ダイヤモンドの落札者も中国人と推定されている。

また、2007年10月に香港で当時のダイアモンド最高値(1ctあたり)で落札された6.04キャラットのブルー・ダイアモンドのガイ(1ctあたりの価格)が約1億5500万円であったことも今回のミレニアム・ブルーの落札価格を推定する上で材料となる。ダイアモンドというのは大きさ以外の品質が同じであった場合、単位重量当たりの価格は石の総重量が重いほど高くなる。過去3年間で高額ダイアモンドの市場価値を上げる外因は見あたらないことから、1億5500万円の八掛け(約7億円)を今回のブルーダイアモンドの落札価格の上限と推定した。

福本

チャールス&カルバード、昨年は44%売上減

Filed under: ジュエリーニュース, カラード ストーン — ジェムランドeditor @ 8:14:23

合成モアッサナイトを独占的に製造・販売するチャールス&カルバードの昨年の売上は、前年対比で44%減少して約7億5千万円だった。

関連:北米(バンクーバー)での販売の様子

« 前のページ次のページ »

Powered by gem-land.com