ダイアヴィック鉱山6週間の操業停止
カナダ、ノースウェスト準州にあるダイアモンド鉱山、ダイアヴィックはダイアモンドの需要が伸びないことから、鉱山のメンテナンスに合わせて6週間操業を停止するまた12月にもやはり6週間操業を停止するという。
カナダ、ノースウェスト準州にあるダイアモンド鉱山、ダイアヴィックはダイアモンドの需要が伸びないことから、鉱山のメンテナンスに合わせて6週間操業を停止するまた12月にもやはり6週間操業を停止するという。
宝飾業界関係者ならば、定期購読はしていなくても、おそらく一度は手にしたことがある米国の業界紙Modern Jewelerが、8月号を最後に廃刊となる。
同紙は、その前身を含めれば創刊以来108年という名門誌だった。
ウェブ上でのサービスを継続するかなどは発表されていない。
インターネットの普及に伴い情報の入手手段が印刷物からネットにシフトしていることにより販売数が落ち込んだことに加え、金融危機の影響で広告収入が減少したことが原因とみられる。
ジュエリースクールGIA JAPANは、ジャパンジュエリーフェア2009の会期二日目にあたる9月3日に特別セミナー「ファンシーカラーダイヤモンドのグレーディング」を開催する。講師はGIA USA本部の最高品質責任者であるジョン・キング氏(写真右)が来日して務める。
参加費は無料だが、事前登録が必要。150人の先着で聴講できる。
セミナーでは、カラーダイヤモンドへの関心の高まりに応え、色観察の影響する諸条件やグレーディング時に発生する諸問題を検討し、GIAラボラトリーの問題解決策について解説する。
日時:2009年9月3日 10:45-12:15
会場:東京ビッグサイト ジャパンジュエリーフェア会場内特設セミナールーム
参加費:無料(事前登録制)
申込用紙(PDF)
見本市や買い付けで海外出張にでかける宝飾業界関係者も多いことと思うが、2009年7月1日以後、海外でパスポートをなくした場合には、米国を経由せずに帰国することが必要だ。
これは、同日より海外でパスポートを紛失した場合等に発給される「帰国のための渡航書」で米国に入国する場合、米国入国ビザの取得が必要となったため。単なる通過の場合も同様。
なお、米国政府は「帰国のための渡航書」の発給を受けて緊急に帰国する場合は、申請から24時間以内にの査証を発給予定と発表している。
宮城県石巻市。鉱物好きにとっては気になる地名であり、私もその一人。
「激しい褶曲(しゅうきょく※)によって、まさか海苔巻きの断面のような地層が露出しているのだろうか?」
などと勝手な想像を長年ふくらませていた。
先頃当地を訪ねる機会があったので調べてみた。
語源は諸説あるが、巻石が起源という説が江戸時代には広く知られていたと、石巻市住吉町1丁目の大島神社にある石碑(石巻市教育委員会)に刻まれている。
では巻石とはなにか?真偽のほどは定かではないが、巻石とされる石が前述の石碑に並んで置かれている(写真右)。
巻石が最初に記述された書物は、天和2年(1682年)に刊行された大淀三千風著「松島眺望集」。書中、次のような記述がある(前述の石碑)。
「石巻 川中に大きなる岩あり、このかげ浪巴(なみともえ)をなせり、この故にこの名あり」
つまり、 「川に大きな岩があり、この為に水が渦を巻いていたことから石巻と命名した」
と読める。
その他、安永二年(1773年)の「石巻村風土記御用書出」には
「当村端郷住吉町住吉大明神社地わきに、石巻石、石巻渕御座候に付き、その縁をもって村名に唱え申し候」とある。
これからジュエリービジネスをとお考えの方
本格参入したけれど、どうも上手くいかない
ビジネスの壁に突き当たっている方のための
ジュエリー・ビジネス・トレーニング
[初級講座]第3回: マーケティング概論(3)
マーケティングのトライアングル(3P)の戦略とは何か
前回、マーケティングのトライアングルのお話をしましたが、今回はその続きです。私が推奨するマーケティング理論はCRMマーケティングといって、マスマーケティングとは明らかに違います。何処が違うかを簡単にいいますと、マスマーケティングは大勢の人に対して的確にメッセージを伝達するのに適しているのに対して、CRMマーケティングは1人の個客とのインタラクティブ(相互に作用する)な関係を築き、販売に繋げるということです。そしてそのために商品(product)と販売(place)、宣伝広告(promotion)の3つの戦略を円滑につないで効果的な運用を計ることです。
それでは
商品[product]戦略からはじめましょう
(1)ジュエリーの起源 今更ながらと思われるかも知れませんが、改めて一番基本的なことから考えてみたいと思います。宇宙に地球が誕生したのが45億年前ですが、現代人の祖先をミトコンドリアDNAを抽出し分析していくと約20万年前に中アフリカにいた一人の女性(イヴ)にたどり着くという説があります。また、新人(現世人類:ホモ=サピエンス=サピエンス)が地球上に登場してくるのは約5、6万年前です。クロマニヨン人、グリマルディ人、周口店上洞人、三ヶ日人と呼ばれる人たちです。そして1万年前の最後の氷河期が終わると人類に文明が生まれてきます。何を持って文明というかというのは難しいのですが、一般的には農耕牧畜と集落による都市社会といわれますが、ここに貴金属の使用を加えたいと思います。メソポタミア(シュメール)やエジプトの古代遺跡から夥しい量の貴金属の装身具が出土されますが、自らを飾り立てる装身具は文明の証の一つと言えるのではないでしょうか。 人類の文明として最も古いのは紀元前3500年前のメソポタミア(シュメール)ではないかと考えていますが、現代の科学の発達で世界で同時発生的に20くらいの文明があったともいわれます。そしてそれ以前から人類は自分を表現するために何らかの装身行為をしてきました。この装身行為そのものがジュエリーの起源でしょう。 ジュエリーの起源としては護符説(人間が体験或は想像できない道なるものから守るため身につける行為)、ホモ=ルーデンス説(人間が本来持っている「遊び心」)、自己異説化説(他人と区別、差別する)、自己同化説(同じものを身につけることによっておきる共同意識)などがありますが、入れ墨などは最も古い或る意味でのジュエリーかも知れません。
現代のポリネシアの原住民の中にはこのような装身行為を行っている人たちもいる。胸元には動物の角か牙をネックレスに、耳元には何かの模様を書き込んでいる。昔の人は入れ墨を野蛮だと言ったが、何千年という人類の歴史の賜物であるという理解が必要である。
「日用品のような必需品ではない」「なくても生活する上で別に困らないもの」という人がいますが、果たしてそうでしょうか。はじめに話しましたように、ジュエリーは「女性にとって必要品である」というのが私なりの結論です。女性が生き生きと輝くためにはなくてはならない存在の一つがジュエリーであると思うのです。天の邪鬼ではない限り、ジュエリーを前にすれば女性の目は輝きます。女性が輝けば男性も頑張るし、そうすれば世の中が活性化するのです。では女性にとって必要品であるジュエリーとはどういうものかということですが、「女性を感動させるもの」であるべきです。感動させる要因は「美しいこと」「希少であること」そして「その人にとって意味を持つ存在であること」でしょう。ジュエリーはその人が所有するに十分な理由がなくてはなりません。現在のジュエリーに「この意味を持つ存在」が備わっているかというと甚だ疑問です。利益だけを考えたリスクの伴わないジュエリーに魅力があるとは思えません。世の中の不景気のせいばかりでなく、消費者・個客にとってジュエリーは魅力のないモノになってきていることに問題があると思うのです。
増渕邦治(ますぶち くにはる)
2009年5月27日にタイ・チェンマイ動物園で生まれたパンダの赤ちゃん(パンダ研究所)※。先頃一般公開が始まり、その愛らしい写真が多く報道されるようになった。可愛らしい姿を見ていて思いだしたのが20年程前の話だ。
当時カリフォルニアに留学していた私は、インドネシアからの国費留学生達と交流があった。原油産出国からの留学生だけあって多くは環境問題を学んでいた。水俣病についていくつかの質問を受けたけれど、ろくに答えられずに自らの不勉強を恥じた事を覚えている。
彼らの大多数はお国柄イスラム教徒だったけれど一部にはキリスト教徒もいて、国費を使っての留学生選抜に宗教による差別がないのだと感心した記憶がある。
留学生のひとり、グナルティという女性によると、インドネシアで大学教育を受ける者は地域教育に貢献することが求められているとの事であった。彼女の場合、人口1000万人にも及ぼうという大都会、首都ジャカルタの裁判官の娘として生まれ育ったが、地域教育の貢献先として派遣されたのは、送電線も通っていないカリマンタン島(英語ではボルネオ島)の奥地。現地の子供達に読み書きを教えるという活動で、子供達にはとてもなつかれたそうだ。村を去る日、子供達からはプレゼントだといって段ボールを渡されたという。中には、大きな子猫、と思いきや虎の赤ちゃんが入っていたそうだ。
宝石学に絡めていえば、カリマンタンとは『ダイアモンドの河』の意味がある。 インドに次いでダイアモンドの産出が確認されたこの島は、特にファンシーカラーダイアモンドで知られ、アーガイル鉱山可動前に確認されたピンクやパープル ダイアモンドの多くはこの島で採れた石だ。
グリーンランド、ニューギニアに次いで世界で3番目に大きな島の名前が『ダイアモンドの河』を意味するとは、この島でのダイアモンド採掘の最盛期、いかに多くの人が漂砂鉱床での採掘に従事していたのかを考えると楽しい(もっとも過酷な採掘作業を強いられた子供達の話もあり、こちらの話は無論楽しくなどないが)。
※:タイ・チェンマイ動物園で生まれたパンダの赤ちゃん
パンダ研究所のブログに掲載されているパンダの赤ちゃん
チェンマイ動物園・パンダ舎のライブカメラ
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