ジュエリーブログ,ニュース / ジェムランド

2009/2/17 火曜日

第51回グラミー賞に見るジュエリー・トレンド

Filed under: ジュエリーニュース — ジェムランドeditor @ 7:44:02

著名人の身に着けるジュエリーは一般消費者のトレンドにも影響を与えることから、グラミー賞に登場するアーティスト達の装身具に注目をする業界関係者も多いだろう。

2月8日に開催された 第51回グラミー賞に登場した著名な女性達のジュエリーでは、ホワイト・メタル(プラチナなど)に留められたダイアモンドが目立った。

以下はユーチューブで公開されている多くのアーティスト達の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=zEyCE2MDJlY

この動画の一人目が最優秀R&Bアルバム賞を受賞したジェニファー・ハドソン。彼女のジュエリーはカルティエの提供。

ティファニー約9%値下げ

Filed under: ジュエリーニュース — ジェムランドeditor @ 7:06:07

ティファニーは、2月11日より日本で展開しているほとんどの商品を約9%値下げした。高級ブランドとしては異例だが、昨年11月の値下げに続き、短期間で2回の値下げとなった。

値下げの理由は急激に円高を消費者に還元する為としている。

同社の年末商戦(11-12月)は日本をのぞき不調で、全体では前年対比で約2割落ち込んでいる。

関連:カルティエが値下げ

2009/1/23 金曜日

銀座ジュエリーマキなどで知られる三貴が民事再生手続きを申請

Filed under: ジュエリーニュース — ジェムランドeditor @ 5:13:55

「銀座じゅわいよ・くちゅーるマキ」や「銀座ジュエリーマキ」などのジュエリー小売り店舗を展開していた(株)三貴が21日東京地裁に民事再生手続きの開始を申し立てた。

同社はアパレル部門を含めるとピーク時には約1200店を運営、1995年には年間1800億円余りを売上、その積極的なテレビコマーシャルなどを通じて高い知名度を有していた。

負債は約117億円。

 

2009/1/14 水曜日

アメリカ出張時には注意:電子渡航認証システム始まる

Filed under: ジュエリーニュース, 海外ジュエリー事情 — ジェムランドeditor @ 6:00:02

今年1月12日よりアメリカ合衆国にて電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization:ESTA)が本格的に導入された。この制度は、査証(ビザ)を持たずにアメリカを短期滞在(90日以内)目的で訪れる場合、住所や氏名などを事前にオンラインで届け出て、認証を受けるというもの。ジュエリー業界従事者は、仕入れ、視察などでアメリカに行く機会も多いだろうから注意が必要だ。

以下に電子渡航認証システム(ESTA)のポイントを挙げた。

br_point.gif電子渡航認証システム(ESTA)が適用される日本人は誰?

査証(ビザ)を持たずに短期滞在目的で飛行機を使ってアメリカを訪れる日本人。

米国において乗り継ぎするをケースでも提供される。

従って、米国に行く大多数の日本人が影響を受ける。

日本人は観光や短期商用などで90日以内の短期滞在目的で米国を訪問する場合に査証(ビザ)が免除されています。ESTA導入後もこれは変わらないが、事前に認証を受けていないとアメリカ行きの航空機への搭乗や米国入国を拒否されるとされている。

br_point.gif電子渡航認証システム(ESTA)が適用されない日本人は誰?

留学や就労なども目的で、査証(ビザ)を取得している日本人。

往復共に陸路でアメリカに出入国する場合。例えば、カナダのバンクーバーに滞在する日本人がアメリカのシアトルまで往復共に車を用いて出入国する場合には適用されない。ただし、片道だけでも飛行機や船舶を利用する場合には適用される。

陸路でアメリカに行く場合は、従来どおり、入国の際にI-94/I-94W(出入国記録カード)に記入することになる。

br_point.gif電子渡航認証システム(ESTA)は、いつまでに申請すれば良いか?

アメリカ当局は渡航72時間前までの申請を勧めている。現時点では、成田空港の日本航空と全日本空輸のカウンター近くに申請用のパソコンが用意されている。

申請に対する認証は通常即座になされる。、もしその場での回答が保留された場合は、72時間以内に回答される。

認証が拒否された場合は、アメリカ大使館や総領事館に査証を申請する必要がある。

br_point.gif電子渡航認証システム(ESTA)の申請方法

専用のウェブサイトから行う。「日本語」を選択すると、日本語で記された説明で設問に答えることができる。ただし、入力自体は英語(ローマ字)で行う。入力する内容は、姓名、生年月日、性別、電子メールアドレス、国籍のある国、居住国、電話番号、パスポート番号、登場する都市名、利用する航空会社名、便名、米国滞在中の住所。他に「アメリカで働くつもりか」、「テロリスト活動に関わったことがあるか」といった設問に「Yes(はい)」、「No(いいえ)」で答える。代理人(家族や旅行会社)による申請も可能。

br_point.gif電子渡航認証システム(ESTA)の申請費用無料。ただし、旅行会社などに申請を依頼した場合には、申請者と旅行会社などの間で締結された契約に基づく申請代行手数料が発生するかも知れない。

無許可の第三者が模倣ウェブサイトを立ちあげて、情報提供料や申請手数料をとっている例があるので注意が必要だ。

br_point.gif毎月1回米国に行く場合、毎回ESTAの申請が必要か?

現時点では、電子渡航認証システム(ESTA)は一度申請すると2年間有効。その間は毎回申請すること無く渡航できる。ただし、2年以内にパスポートの有効期限がくる場合には、有効なのはパスポートの有効期限まで。

p_point.gif他、在日米国大使館のウェブサイトで日本語で電子渡航認証システム(ESTA)に関する情報が公開されている。

2008/12/10 水曜日

金融危機、ボツワナ経済を直撃か

Filed under: ジュエリーニュース, ダイヤモンド — ジェムランドeditor @ 5:41:30

ボツワナ国内総生産の4割近くをダイアモンドに依存しているボツワナ経済を金融危機が直撃している。このままの状況が続けば同国は深刻な経済危機に陥る可能性がある。

6年ほど前、国際的格付け会社に日本国債がボツワナ国債と同等や格下に格付されて憤慨した日本人は多かった。

しかし、稀に見る大規模なものとはいえ、ダイアモンドが売れなくなったというだけで国の屋台骨さえ揺さぶられかねない国の信用力が、多様性のある経済に支えられる我が国の信用力と同等であるはずがない。現在ささやかれているボツワナ経済の見通しは、権威があるとされる国際的な格付け機関が、特定の産業に依存した一国の経済構造の脆弱性を正しく織り込んでいなかった事を露呈したものだろう。

ダイヤモンドが売れなくなっている事は、いくつかの数値にも現れている。

ひとつは11月のDTCダイヤモンド トレーディング カンパニー。ダイアモンドのマーケティングを担うデビアスの機関)の売上。昨年11月のサイトの売上は5億3000万ドルと推定されるが、先月開催されたサイトの売上は3億ドル程度だったとされる。

また第三四半期終了時点でのアルロサの営業利益は62%の減少だった。

 

2008/11/26 水曜日

天然真珠ネックレスの落札金額は約1億2500万円

天然真珠ネックレス11月19日、サザビーズのジュエリー オークション[Magnificent Jewels]がジュネーブで開催された。

注目された天然真珠のネックレス(写真右)の落札金額は約1億2500万円(1,594,500 CHF)。

このネックレスは8.5から14.7mmの球形ナチュラル パール41珠からなる48cmで、クラスプには2.7ctsと推定されるラウンド カットのエメラルドが留められている。スイス ジェモロジカル インスティチュート (SSEF)などの鑑別書付き。

リーマンブラザースの前CEO夫妻がクリスティーズに出品した絵画コレクションの競売で落札推定価格の下限に満たない入札があり、底値買いするバイヤーが目立ったニュースは記憶に新しいが、宝飾オークションでも金融危機以後高額品の落札価格が伸び悩んでいる。このネックレス、1億円を超えるのだからもちろん高額だけれど、それでも昨年の暮れに落札されたウィンザー公爵夫人の天然真珠ネックレスに約4億円の値が付いた事と比べると、前の持ち主のネームバリューの違い(今回のネックレスは英国の“貴族”)、真珠の品質の違いを勘案してもお値打ち価格だろう。今は高額品を底値買いできるチャンスかもしれない。

ブルートパーズその他、ハイエンドのジュエリーオークションには珍しくブルー トパーズをふんだんに用いたネックレスとイヤ クリップのデミ・パリュール(写真左右。右画像はクリックで拡大)が出品された。落札価格はほぼ推定落札価格上限の約540万円(68,500スイス フラン)。ハイエンド マーケットには珍しいという意味でのブルートパーズの希少性が高値につながったか。

ブルートパーズ イヤクリップダイアモンドでは、38.06cts、カラーはSからZの間、クラリティはVS2というクッション シェープの裸石が約4000万円(506,500 スイス フラン)で落札された。1キャラット当たりではおよそ105万円となる。

GIA新理事を選出-ラルフ ディスティノ理事長は退任

Filed under: ジュエリーニュース, ジュエリースクール情報 — ジェムランドeditor @ 5:44:09

GIA理事会は本年の2回目の理事会を開催し、新しい理事を選任した。

現在のラルフ ディスティノ理事長は本年末を持って退任することとなった。

新しい理事長はスーザン M. ジェイクス(Susan M. Jacques)女史。ジェイクス次期理事長はローデシア(現在のジンバブエ)で生まれ育ち、1980年にGIAの全日制GGプログラムを卒業している。また独立系宝飾店として米国最大規模のジュエリーストア、Borsheim’s Jewelry Company Inc.(ネブラスカ州)の社長兼CEO。
他の理事は次の通り。

Anna Martin:副理事(Head Global Marketing, Diamonds & Jewelry Standard Chartered Bankマネージング ディレクター)

Rodney C. Ewing博士(ミシガン大学教授)

Jeffrey H. Fischer(Fischer Diamonds, Inc.社長)
 
John A. Green -新任- (Lux Bond & Green社長兼CEO)
 
Dione D. Kenyon(Jewelers Board of Trade社長)
 
Frederick N. Levinger(Nobadeer Enterprises, Inc.社長兼CEO)
 
Dilip Mehta(Rosy Blue Group CEO)
 
Roland Naftule(Nafco Gems, Ltd.社長)
 
Glenn R. Nord(GIA元学長。終身理事)

James P. Shinehouse(Kroll Talbot Hughesマネージング ディレクター)

Hank B. Siegel -新任- (Hamilton Jewelers社長兼CEO)

Timothy J. Stripe(Grand Pacific Resorts, Inc.社長)

Matthew G. Stuller(Stuller, Inc.会長兼CEO)
 
Aron Suna -新任- (Suna Bros., Inc.社長)
 
Ephraim Zion -新任- (Dehres Ltdマネージング ディレクター)

今回退任が決まったのは、ディスティノ理事長の他、以下の5人。
Helene Fortunoff
Gordon E. Brown, Jr.博士
William B. Cottingham博士
Eli Haas
Sheldon Kwiat

尚、ベーカー学長が新設されたGIAのCEO職を兼務し、学長兼CEOとなることも決定された。

2008/11/24 月曜日

カルティエが値下げ

Filed under: ジュエリーニュース — ジェムランドeditor @ 16:13:29

カルティエ・ジャパン(リシュモンジャパン)は11月21日(金曜日)より、ジュエリー、ウォッチ、アクセサリーのほぼ全商品の希望小売価格を値下げすると発表した。

理由は「昨今の為替変動を鑑み」と日本経済新聞社に掲載した全面広告に記している。

この広告ではまた同社の理念として次のように記されていた。

「責任ある事業の遂行を理念としてまいりました。この理念に基づき、カルティエは今後とも、お客さまに対して、誠意ある対応と透明性を心がけている所存でございます。」

平たく言えば、円高による余録を享受するのではなく誠意をもって余剰利益を顧客に還元するという事だが、一般的にいって売上が順調ならば利益追求体は値下げという選択を採らない。売上の伸び悩みが背景にあるものと思われる。

 

2008/11/11 火曜日

2000年前の金製イヤリング、エルサレムで発掘される

2000年前の金製イヤリングイスラエル考古学庁(イスラエル・アンティーク・オーソリティ)は10日、エルサレムの旧市街に位置する城壁近くにある駐車場の下から、2000年前の金製イヤリングを発掘したと発表した。

この発掘プロジェクトのディレクター、ドロン ベン アミ(Doron Ben-Ami)博士によると、イヤリングはビザンチン時代の西暦4-5世紀に建てられた建物跡を発掘途中に発見された。イヤリングの制作年代がローマ時代(紀元前1から4世紀)であることから、代々相続されていたものではないかという。

イヤリングはゴールド製で、真珠とエメラルドが使用されている。真珠は古くから天然真珠の産地として知られる地中海産、エメラルドは歴史的産出地であるエジプト産である可能性が高いと思われる。

博士は更に次のようにも述べている。

「エジプトのファイユーム(Fayum)で発見された墓にあったミイラの装飾と して書かれた肖像画には、豪華な衣装とジュエリーを身にまとった人物が書かれているが、ジュエリーには真珠とエメラルドが用いられている。今回発見されたイヤリングとの類似は驚くほどではないか。」

 

デビアス・フォーエバーマークの照合サイトを開設

Filed under: ジュエリーニュース, ダイヤモンド — ジェムランドeditor @ 6:34:41

デビアスはフォーエバーマークの照合サイトを開設した。日本語版もある。

このサイトでフォーエバーマーク証明カードに記された個別認証ナンバーとバーコード番号を入力すると、石の詳しい履歴が表示される。

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