ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、ジュエリーの学校、レコールヴァン クリーフ&アーペル(L’Ecole Van Cleef & Arpels)をパリ・ヴァンドーム広場に開校した。最初の授業は2月14日に開講する。教育プログラムは次の3つに分かれている。
・UNVEILING(ベールをとる)
・SHEDDING LIGHT ON(不明な点に光を当てる)
・REVEALING(明確にする)
それぞれのプログラムはModule(モジュール)と呼ぶ二つから三つの科目から構成されている。
入門編となるUNVEILINGを構成する科目は以下の三つ。
・Stories and Inspirations(ストーリーとインスピレーション)
・Interpreting the Gemstone(宝石を理解する)
・Jewellery mix and match(さまざまなジュエリーをコーディネートする)
学費は1科目600-950ユーロ。
レコールヴァン クリーフ&アーペルの住所
L’École Van Cleef & Arpels
19 Place Vendôme 75001 Paris France
電子メール: contact@lecolevancleefarpels.com
公式サイト: http://www.lecolevancleefarpels.com/
Comments Off
ジャパン・プレミアム・プロジェクト(JPP)(プロデューサー・増渕邦治)は“SILVER / 遊びの世界展”を本日から6日まで鎌倉芸術館で開催する。
この展示販売会は、シルバーを通じて新しい表現の可能性を探ろうという試みで、17人の作り手が参加している。
・場所: 鎌倉芸術館(大船駅徒歩8分)
・日時:
2月3日: 14:00-19:00
2月4-5日:11:00-19:00
2月6日: 11:00-17:00
Comments Off
GIA (Gemological Institute of America) は2012年日本にラボラトリー(宝石の鑑別を行い、ダイアモンドのグレーディングを行う機関)を開設すると発表した。
詳細は後日発表するとしており、現時点では日本国内の様々な利害関係者と折衝中とプレスリリースで述べている。
GIAはイスラエルにも2012年の開設を予定しており、積極的な経営姿勢が目立つ。
ダイアモンドのグレーディング・レポート(いわゆる鑑定書)を発行するラボとしてはGIAラボラトリー(GIAのラボ部門)の知名度が国際的には最も高いといって良いだろう。国内では以前AGTジェムラボラトリー(WWW.AGT.JP)がGIA GTL(現在のGIAラボラトリー)との契約に則りGIAのグレーディング・レポートを米国以外で唯一発行していたが、その後契約は解消され、現在日本でGIAのレポートを発行する機関はない。
Comments Off
(社)日本リ・ジュエリー協議会は、IJTの3日目、1月13日に、隣接する東京ファッションタウン研修室で、新春セミナーを開催する。タイトルは「リ・ジュエリー・ビジネスを極める!」で、宝飾店経営者、リサイクルショップ担当者による現状報告、次に今後の展望や問題点を参加者間で討議し、リ・ジュエリー・ビジネスをさらに強化するためのヒントを掴むことを目的としている。冒頭では、(社)日本リ・ジュエリー協議会理事で、JC一級の山岸昇司氏による、還流商品に関する「評価表示法の試案」セミナーも組まれている。
なお、このほど(社)日本リ・ジュエリー協議会は、リ・ジュエリー市場の現状と課題、今後の見通しを展望した単行本「リ・ジュエリー2012 Annual Report」を発刊した。内容はリ・ジュエリー市場全体に関するデータ、活躍しているショップのレポート、問題点を指摘するレポートなど多彩な内容で、リ・ジュエリー・ビジネスの全体像を把握するうえで貴重な資料となっている。
新春セミナーの参加費用は一般が3,000円(1名)で、参加者にはこの書籍(1,800円)が提供される。新春セミナー参加希望者を、FAXかメールで受け付けている。
申込締切は1月5日で、宛先は次のとおり。FAX(03-6806-0014)、メール(info@re-jewelry.net)
Comments Off
日本宝飾クラフト学院は、INAXギャラリーにて開催中の「聖なる銀-アジアの装身具展-」に全面協力している。この展示会は2月23日まで大阪で開催中で、3月9日からは名古屋で、6月7日からは東京で開催される。
以下、同校から掲載依頼のあった広報資料を紹介する。
古来よりその輝きは月光にも喩えられる銀。アジアにおいて銀は普遍的な素材として、また強い反射が邪悪なものをはね返す金属として尊ばれ、装身具に多用されてきました。とりわけ数百の民族が暮らすアジアでは、装身具は自身を飾るという目的以外に、民族のアイデンティティを示す重要なアイテムとして人々の暮らしの中で受け継がれてきました。それ故に存在感のある大胆な造形や手の込んだ細工など、ヨーロッパ以上に種類も豊富で固有なデザインが存在します。また装身具に込められた様々な思いをひも解くと、生命と直結した聖なるものとしての意義や身体装飾への情熱までも知ることができます。
近・現代のアジアの代表的な装身具270点(日本宝飾クラフト学院コレクション)をご覧いただき、様々な歴史や民族が交錯するアジア大陸ならではの、地域の比較や特徴などを披露しながらその魅力に迫ります。
「聖なる銀 アジアの装身具展」 開催概要
■会期
大 阪:2011年12月8日(木)〜2012年2月23日(木)
名古屋:2012年03月9日(金)〜5月24日(木)
東 京:2012年06月7日(木)〜8月25日(土)
■会場:INAXギャラリー http://inax.lixil.co.jp/gallery/
■開館時間:AM10:00〜PM5:00(東京は〜PM6:00)
■休館日:会場によって異なる
■入場料:無料
■企画:INAXギャラリー企画委員会
■制作:株式会社LIXIL
■協力:日本宝飾クラフト学院
★関連企画1
〈講演会〉アジアの装身具ものがたり−銀の造形美
講師:露木宏(日本宝飾クラフト学院 理事長)
日時:2012年1月27日(金) PM6:30〜8:00
会場:LIXIL大阪水まわりショールーム イベントスペース
参加無料、要申込(先着順)
★関連企画2
〈新刊書籍〉INAX BOOKLET『聖なる銀 アジアの装身具』発売予定
(78ページ、内カラー48ページ、税込価格1,575円)
http://www.jj-craft.com/hot/inax.html
Comments Off
GIAは新たに開発した4Cに関するiPad用アプリケーション(アプリ)の提供を開始した。iTunesから無料でダウンロードできる(プレビュー)。
このアプリでは次のことを学べる。
・DからZのカラースケールがどのように変化するか。
・GIAのクラリティに影響する典型的なインクルージョン(内包物)やブレミッシュ(表面的な引っ掻きなど)。
・ダイヤモンドのカット・グレードに影響を与える要素と性質
・ダイアモンドの重量と大きさの関係
・GIAのグレーディング・レポートについて
Comments Off
日本宝飾クラフト学院の東京校では、毎年恒例の冬期宝飾実務講座(ウインターセミナー)を今年も開催する。以下、同校からの告知。
彫留め、サイズ直し、パール糸通しなどの実務技術や、木目金、インチジオーネなどのワンランク上の制作技術まで、様々な講座を開講。
明日の仕事にすぐ役立つ実践的な内容で、これまでにもジュエリー業界関係者やジュエリー専門学校在校生、卒業生など全国各地よりたくさんの方々が参加されています。
少人数制のため、例年すぐに定員に達するコースもありますので、希望者は早めにお申し込み下さい。
これからジュエリー界を目指す方の参加も大歓迎です。
http://www.jj-craft.com/course02/course05.html
■日程・開講講座一覧
講座名 / 日時/受講料
CAD・3Dデザイン(3DESIGN) / 12月24日(土) / 18,000円
彫留め彫刻基本 / 12月26日(月)27日(火) / 28,000円
ワイヤーワックスで作る石入りリング / 12月26日(月) / 10,000円
純銀粘土アクセサリー / 12月26日(月) / 10,000円
パール糸替え・鑑別コース / 12月27日(火) / 12,000円
みつろうテクニック / 12月27日(火) / 10,000円
ガラス工芸 とんぼ玉(花) / 1月5日(木) / 12,000円
木目金 / 1月5日(木)6日(金) / 28,000円
インチジオーネ / 1月5日(木)6日(金) / 28,000円
レース&ドロッピングジュエリー / 1月5日(木) / 10,000円
有線エナメル(七宝) / 1月5日(木)6日(金) / 20,000円
リングのサイズ直し / 1月6日(金) / 12,000円
チタンの発色技法 / 1月7日(土) / 12,000円
ビーズ刺繍のコスチュームジュエリー / 1月7日(土) / 10,000円
■会場: 東京本校(東京都台東区台東3-13-10)
■時間: 午前10時30分〜午後4時
★複数講座特典:2講座同時受講の場合、受講料は10%割引になります。
★法人特典:同一企業で2名以上受講される場合は、それぞれ受講料が10%割引きとなります。
★複数特典と法人特典の重複適用はありません。
Comments Off
アングロ・アメリカンは、オッペンハイマー家が所有するデビアス社の株式40パーセントを51億ドル(およそ4千億円)で買い取ると発表した。買取後のアングロ・アメリカンのデビアス社における株式所有率は85パーセントとなる。
買取には他の株主の同意が必要だが、両者合わせて85パーセントを所有するアングロ・アメリカンとオッペンハイマー家が同意している以上、こ れは形式的なものになろう。12月には合意がなされる見通しで、買取の完了は2012年の第二四半期を見込んでいる。
ところで、デビアス社の株式40パーセントが約4千億円ということは、会社全体の価値は約1兆円と計算することができる。これは三菱重工の株式 時価総額とほぼ同等で、IT業界でいえば今月アメリカで上場したグルーポンの株式時価総額(1兆3千億円)にやや劣る。
Comments Off
鮮やかな緑色に発色する愛媛県産の結晶が国際鉱物学連合から新しい鉱物として認定された。名称はエヒメアイト(愛媛閃石 / ehimeite)。
エヒメアイトは愛媛大学の皆川鉄雄准教授らが愛媛県新居浜市にある東赤石山のクロム鉱床で発見したもの。
エメラルドや上質のヒスイなどと同じく、クロムによって鮮やかな緑色に発色しているのが特徴だが、エメラルドやヒスイの場合不純物として含有されるクロムが色因であるのに対し、エヒメアイトの場合、この鉱物であるための組成としてクロムが含まれる。
大きな結晶が見つかれば、宝石用途として用いられるかも知れない。
角閃石グループの宝石には、ネフライト、キャッツアイ・アクチノライト(陽起石)がある。
Comments Off
10月18日、ニューヨークのロックフェラーセンターにて、クリスティーズの宝飾品競売、Magnificent Jewelsが開催された。
最高値で落札されたのは鮮やかな黄色に発色したダイアモンド(写真右上)だった。GIAのグレーディングしたスペックは次の通り。
・カラー: ファンシー ヴィヴィッド イエロー
・カット: ペア シェープ
・石目: 32.77キャラット
・クラリティ: VS2
・タイプ:Ia
落札価格は$6,578,500(約5億円)だった。1キャラットあたりの価格(ガイ)に換算すると約$200,748(約1500万円)だった。
>> このダイアモンドについて伝えるロイター 日本語字幕付き動画
他に目を引いたのはヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)が1975年に制作したトルコ石をメインとし、ダイアモンドをあしらったプラチナのネックレス(写真右下)。
落札価格は$134,500(約1000万円)。トルコ石のジュエリーとしてはかなりの高値だった。
>> ラパポートによるこのオークションに関するダイジェスト動画(Youtube / 英語)
Comments Off