オッペンハイマー家、デビアスを手放す
アングロ・アメリカンは、オッペンハイマー家が所有するデビアス社の株式40パーセントを51億ドル(およそ4千億円)で買い取ると発表した。買取後のアングロ・アメリカンのデビアス社における株式所有率は85パーセントとなる。
買取には他の株主の同意が必要だが、両者合わせて85パーセントを所有するアングロ・アメリカンとオッペンハイマー家が同意している以上、こ れは形式的なものになろう。12月には合意がなされる見通しで、買取の完了は2012年の第二四半期を見込んでいる。
ところで、デビアス社の株式40パーセントが約4千億円ということは、会社全体の価値は約1兆円と計算することができる。これは三菱重工の株式 時価総額とほぼ同等で、IT業界でいえば今月アメリカで上場したグルーポンの株式時価総額(1兆3千億円)にやや劣る。