ジャパン・プレミアム・プロジェクト(JPP)(プロデューサー・増渕邦治)は“シルバー作家集まれ!!! SILVER / 遊びの世界展 - シルバーの新しい可能性を求めて”と題した展示販売会を来年二月に鎌倉芸術館で開催すると発表した。現在出展者を受け付けている。
主催者が発表した募集要項は以下の通り。
◆主旨
世界的に貴金属の価格が値上がりし、私たちもの作りをする作家にとっては、大変厳しい環境におかれています。
しかし一方でジュエリーの分野においては、シルバーは金やプラチナと比べると、一段と低くみられがちな傾向にあります。
プラチナが出現する以前は、白いジュエリーとはシルバー製であり、品質の高さと技術の確かさは、様々なアンティーク製品にみることができます。
一方で、江戸から明治にかけて発達した、日本の伝統的な素材や技法である赤銅、四分一、木目金などは、現在では日本よりもむしろ海外で注目を浴びています。
私たちはもう一度原点に戻り、シルバーによる作品を通して、質の高いプレミアムな世界を表現することが必要ではないでしょうか。
また、ジュエリーの起源の一つであるホモルーデンス説は「遊び心」です。私たちの作り出すジュエリーやオーナメントなどは、使う人や持っている人がより楽しくなるものでなくてはなりません。
シルバーを通じて新しい表現の世界と可能性を、皆さんと競い合いませんか。
◆日時:2012年2月3日〜6日 午前11時〜午後8時
◆場所:鎌倉芸術館 ギャラリー2
◆主催:ジャパン・プレミアム・プロジェクト(JPP) プロデューサー・増渕邦治
◆参加費用:JPPメンバーは20,000円/ビジターは27,000円&30,000円
◆募集人員:20名
◆出品点数:1点以上10点まで27,000円。10点以上30,000円。
但し事前にJPPが出品内容と点数の確認をさせて頂きますのでご了承下さい。
◆出品内容:ジュエリー、アクセサリー(ジュエリー以外の小物なども含みます)、オーナメント等
◆出品条件:作品の一部または全部にシルバーを用いていること。
◆展示陳列:基本的にオープン展示となります。自分のディスプレイ器具を使われる方は、事前にご相談下さい。
◆広報 PR:業界紙・誌、神奈川新聞、TV神奈川、一般雑誌、一般新聞等へのニュースリリース配信。
11月初旬よりマスコミへのアプローチを開始致します。
会期中は積極的に取材の誘導を行います。
更には関東各県のジュエリーショップへのアプローチも行います。
◆問い合せ:JPPのHP問い合わせフォームより、何なりとお問い合わせ下さい。電話でのお問い合せは090-2240-4359 増渕 までお願い致します。
◆申込締切:2011年11月10日。JPPのHP問い合わせフォームより申請してください。折返し事務局より承諾のメールを差し上げますので、11月20日までに指定の口座に参加費用をお振込下さい(振込手数料はご負担下さい)。なお理由の如何に関わらず参加費用は返金致しかねますのでご注意下さい。
会場での作品販売:窓口はJPPが行います。現金の場合は10%、クレジットカードの場合は15%(いずれも上代より)をJPPが販売手数料として申し受けます。
* 上記に掲載されていない事項についてはその都度対応させて頂きます。
* この募集要項は途中部分的に変更がある場合もございます。途中変更がある場合にはその都度ご案内致しますので、何卒宜しくご了解下さい。
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ジェムランドでフェイスブック・ページを開設しました。
このジェムランド・ジュエリーニュースに掲載する内容を中心にウォールに掲載しますが、ツイッターから流し込んでいるためタイムラグがでます。ツイッターをやっていらっしゃる方は、ジェムランドのツイッターでフォローしていただけると最速でコンテンツをご覧いただくことができます。
また、このサイトの各記事に“いいね”ボタンを設置していますので、Facebookユーザの皆さま、ジェムランドの“いいね”ボタンと合わせてクリックいただければ幸いです。
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メールマガジン[宝石学の世界]に掲載している内容に加えて、載せる程ではない小ネタを掲載。
http://twitter.com/#!/GemLandNews
なお、ツイッターからのリンク先となっている記事詳細を掲載している、このサイトのRSSはこちらです。
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NHKのEテレで「極める!」という番組があるが、10月3日から“高田純次の宝石学”を4回に渡って放送している。
次回のテーマは「宝石を科学する」で10月24日(月)の放送。また同日午前11時30分〜11時55分は「宝石を掘る!」を再放送する。
「宝石を掘る!」では岩手県久慈市にある琥珀を採るための坑道の様子が分かり、興味深かった。宝石ファンにはお薦めしたい番組だ。
番組の内容以外にも、NHKの番組名として「宝石学」という言葉が使われたことは世の中にそのような学問があるのだと知らしめる意味で意義があったと感じる。
「宝石学」とは宝石について科学的に学ぶ学問で、Gemology(ジェモロジー。宝石学の意)という講座を持つ大学もアメリカには多いが、日本での知名度は低いと言わざるを得ない。
多くの家庭に宝石があり、中には祖先から受け継ぎ家族で大切にしているものもあるだろう。宝石を嫌いだという人を私は知らないが、詳しい知識を有している人は決して多くない。そのような身近だけれども良く理解していない事柄を学ぶ事は、生涯学習が声高に叫ばれている昨今、大切な事だろう。「宝石学」はもっと学術的に認められ、日本全国で広く学べる環境が整うことを願っている。それは、身近なものを新しい角度で見て新たな魅力を再発見する機会を与え、豊かな文化的生活につながると信じているからだ。
福本
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10月9日、元ビートルズ(The Beatles)のポール・マッカートニー(Paul McCartney)がナンシー・シェベル(Nancy Shevell)さんと結婚式を挙げた。
ジュエリー愛好家として気になる結婚指輪は合計重量5キャラットに及ぶスクエア・カットのダイアモンドをプラチナに留めたエタニティ・リングだった。
制作はニール・レイン(Neil Lane)。サンドラ・ブルック、ブルック・シールズといった著名人に愛好家がいる。
ほか、今年のグラミー賞でジェニファー・ハドソンがニール・レイン・コレクションを身につけて話題を呼んだのが記憶に新しい。
エタニティ・リング(またはエタニティ・バンドという)とは、リングの全周に分かって石が留められているスタイルの指輪。エタニティと“永遠”の意味だから、エタニティ・リングは“永遠”を表現しており、男性から女性に贈られる場合は、“永遠の愛”を象徴しているものと受けとめられている。
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ジュエリーの研究グループ、AZClub(エージークラブ)が第19回定例会を開催する。
定例会では宝飾の歴史講座を開講するが、今回のテーマは“ジュエリーの歴史第3回『19-20世紀初頭のヨーロッパと宝飾品事情』”会員以外でも受講できる。講師はジュエリーのメールマガジン「宝石学の世界」への「ジュエリーの歴史」や「ジュエリービジネス・トレーニング」の連載でもお馴染みの増渕邦治(ますぶち くにはる)先生。
■AZClub(エージークラブ)第19回定例会
日時:2011年10月29日(土)17時-19時
場所:CafeRenoir ニュー八重洲北口店
定員:25名(AZC会員は無料、ビギナーは2500円 レジメ、ドリンク付き)
以下、主催者発表の講演会要旨。
テーマ
ジュエリーの歴史第3回『19-20世紀初頭のヨーロッパと宝飾品事情』
ジュエリーの歴史シリーズも3回目を迎えます。前回は『古代エジプトのジュエリーとエジプシアンリバイバルジュエリーについて』と云うテーマでお話をさせて頂きました。ナポレオンがエジプト遠征を行い、ロゼッタストーンを発見した事から、エジプト熱が高まります。その後スエズ運河が開通し、世紀の大発見であるツタンカーメンの墳墓が発見されるに至り、エジプト熱は最高潮に達します。ジュエリーもその都度ユニークなデザインで流行をみたのです。古代エジプトのジュエリーとエジプシアンリバイバルのジュエリーとを比較する事で見えてきたものは何か。ジュエリーは時代を超えて常に人々を魅了する存在であるといえるでしょう。
今回はジュエリーが大きく華開く19?20世紀初頭にスポットを当て、イギリスとフランスを中心に、当時の時代背景とを絡ませてお話しさせて頂きます。
ジュエリーはある周期を持ってリバイバルします。19世紀はリバイバルジュエリーの百花繚乱の時代でもありました。ヨーロッパ各地での古代遺跡の発見、グランドツアーによる異国趣味、ルネサンスへの懐古趣味等々でした。19世紀の末にはアール・ヌヴォーが起こりますが、これはアバンギャルド。
正統派のジュエリーはロココ、アンピール様式を経て、ロココリバイバルなどに至一連のジュエリーです。ティアラ、ネックレス、ブレスレット、リング、ブローチなどのセットジュエリーをパリューレと云いますが、このようなジュエリーは現代のハイジュエリーにも受け継がれています。
私は、個人的にはこの時代でジュエリーの技法、デザインはほぼ完成されたと考えています。特に19世紀末から20世紀初頭、1914年の第一次世界大戦までです。今みても随所に新しさが数多く発見できると思うのです。
* 新しく入会または定例会に参加希望の方は、kuni@cg7.so-net.ne.jp 増渕までお問い合わせください。
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ポーラ・オルビスグループのポーラは、ファッション事業に参入30周年にあたり、オリジナルの内外装を施したバス車両を導入し、全国各地で、ジュエリーや高級ファッション品の販売を開始すると発表した。
バス車両を活用した販売方式は、ポーラとして始めての取り組み。地方都市での百貨店閉店などで、高級品の買い物が不便になった地域の人々や同社のロイヤルユーザーをメインターゲットとし、公共施設やホテル駐車場などを利用して実施する予定。10月初旬を皮切りに年内は50ヶ所で、2012年度は年間300ヶ所での開催を予定している。
販売するのは宝飾品約120点、ジャケット、ニット、バッグ、毛皮、フォーマルウェア、セミオーダーシューズなどのアパレル約320点。
車両は全長約12メートルで、上質感あるラグジュアリーな内装を施し、洗面台や試着室も装備している。
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9月20日ニューヨークでサザビーズのジュエリーオークション、Important Jewelsが開催された。次のようなものが高額落札された。
プラチナにダイアモンドや彫刻を施したカラード ストーンを留めた
Tutti-Frutti(トゥッティフルッティ。たくさんの果物といった意味)ブレスレット。
・落札価格:約6,500万円 / 842,500米ドル
(落札予想価格1,500万-2,300万円 / 20万〜30万ドル)
・地金:プラチナ
・宝石:ダイアモンド(シングルカット・オールドヨーロピアンカット)
彫刻を施したエメラルド、サファイア、ルビー。
・長さ:7.5インチ
・刻印:1928年 カルティエ
※写真上
ファンシー・インテンス・ブルーとほぼ無色のダイアモンド・ペンダント・ネックレス
・落札価格:約6,000万円 / 782,500米ドル
(落札予想価格3,800万-5,400万円 / 50万〜70万ドル)
・地金:プラチナ
・宝石:ファンシー・インテンス・ブルーカラーダイアモンド 2.59キャラット
・宝石:マーキス シェープのダイアモンド0.92ct、ラウンド ダイアモンド0.10ct
・チェーンの長さ:17.5インチ
またこの手のオークションには珍しくシトリンをセンターストーンとする指輪が出品され、落札予想価格の四倍程度に相当する約170万円で落札されている。
・落札価格:約170万円 / 22,500米ドル
(落札予想価格38万-54万円 / 5千〜7千ドル)
・地金:イエロー ゴールド
・中石:シトリン クォーツ 16.50キャラット
・脇石:ルビー、ダイアモンド
・制作年:1940年
※写真下
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ジェムランドでは、個人事業主の方でも簡単に導入できるオンライン上でのクレジットカードやコンビニエンス決済を提供していますが、このたび、ローソン店舗でのお支払い手順に若干の変更がありました。具体的には、最初に表示される画面で、必要な箇所が大きくなり、見やすくしたという変更です。
新しいお支払い方法はこちらをご参照下さい。
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http://weblog.gem-land.com/?p=437
一般社団法人 日本リ・ジュエリー協議会が主催する第3回二級ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格検定試験が8月31日(水曜日)に開催される。応募締切は8月12日。
試験会場は東京ファッションタウンビル908号室。このビルのそばに立地する東京ビッグサイトでは、試験翌日にあたる9月1日よりジャパン・ジュエリー・フェア(JJF)が開催されるので、地方からの受験者には利便が良いだろう。
ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格では、ジュエリーの素材、デザイン、加工に関する基本的な知識と経験を有し、顧客の要望を的確に受け止め、それをひとつの商品として提供できる能力をもった人材か否か、また単にジュエリーを作り変える能力のみならず、持ち込まれたジュエリーを(1)リモデルするもの、(2)後世に残すべきもの、(3)修理して使えるようにするもの、(4)スクラップするものに仕分けし、アドバイス出来る人材であるか否かを問われる。
つまりこの資格は、貴金属高を背景にタンスに退蔵されたジュエリーが脚光を浴びているが、それら退蔵ジュエリーの所有者に満足感を与えながらビジネスに結びつける人材であることを証明するものであり、また勉強の過程で培われる能力は、大量生産されたジュエリーに飽き足らないジュエリー・ユーザを自社ビジネスへと取り込む役に立つであろう。
詳細は以下に公開されている。
資格検定制度の概要(リ・ジュエリー協議会公開のPDFファイル)
資格検定試験の案内(リ・ジュエリー協議会公開のPDFファイル)
尚、ジュエリー業界ではジュエリーリフォームを作り替えの意味で用いているが、この用語は修理という意味合いが強いので、同協議会ではジュエリー・リモデルに統一している。
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