スリランカは日本の北海道くらいの大きさの島国です。
熱帯性気候で一年を通して暖かく季節は雨季と乾季にわかれます。
5月から8月にかけては島の南西から南、中央、西にかけての範囲が雨季になり、10月から1月にかけては北東から入り込んだモンスーンで西部や北部が雨季になります。つまり同時期に島の右と左で気候が違ってきます。島の中央の山岳地帯は紅茶が広く栽培されていますが、気温が低く、夜になると冬のように冷え込みます。
その中央を中心に東部から南西部にかけた地域はHighland Southwestern complexと呼ばれ、
中央から南は様々な種類の宝石が採掘される場所となっています。
今回は、山岳地帯を中心に宝石採掘現場を見学に行きました。
スリランカは昔ながらのピット(pits)方式(井戸のように縦穴に掘っていく)が主流ですが、広大な場所では大規模に機械を入れて20〜30メートルほど掘っていく方法が取られています。砂利や粘土層を掘っていき宝石層に辿り着きますます。コランダム、スピネル、ガーネット、クリソベリルが採掘されます。
スリランカのサファイアやスピネルは二次鉱床の漂砂鉱床で、結晶の形を失った小石のような状態で発見されます。川底を掘り下げる方法もされていますが、採掘される宝石は小さいものが多いです。環境破壊の観点から川の採掘は禁止されています。
片山新子(かたやま しんこ)、FGA
個人の楽天ブログ「スリランカ宝石留学物語」http://plaza.rakuten.co.jp/gemgasuki
(↑採掘現場のエピソードなども書いています。)
昨日の朝、銀座5丁目を歩いた方は長蛇の列を見て何事かと驚いたに違いない。
モーブッサンが先着5千人に配布した0.1ctのダイアモンドを手に入れようと並んだ人々だ。
以下余談。
江の島でエスカレーター(エスカーという名称。江の島の頂上まで登るのが大変な人が利用する。有料)に乗ると、乗り場で“抽選券”なるチケットを配っていた時期がある。
ある日の江の島で“抽選券”をもらってエスカーに乗った。
頂上でエスカーを下りると抽選券を確認に来た別の係の人が、
「おめでとうございます!当選です!」
と大きな声をあげ、1ct位ある、今にして思えばキュービックジルコニアと思われるラウンド ブリリアントの裸石が入った5cm四方程度の台紙入りの透明な袋を見せてくれた。
こちらは狐につままれたような気分でいるが、反射的に袋を手に取ろうとした。すると、そのタイミングを見計らったように「さぁ、こちらへどうぞ」と袋はスルスルと少し離れたところに用意された机と椅子の方へと移動していって、手に出来ない。こちらは目の前にぶら下げられた人参を追う馬よろしく椅子の方へとフラフラと近づく羽目になった。
椅子に到着するまでに聞いた係の人の話によると、この“宝石”は無料でプレゼント
するが、身に着けられるようにするための加工賃が必要だ。僅かな加工賃でこの素晴
らしい“宝石”を無料で手に出来るあなたはとても幸運だとの事であった。
何のことはない。キャッチセールスだった。
今の江の島でこのような事は行われていないが、これは私がまだ二十歳になるかならないかの頃だったと思うから、20年程も前の話。人生経験の少ない当時は、一歩間違えたら得した気分になって引っ掛かっていたかも知れない。
モーブッサンのダイアモンド無料配布を知った時にこの古い記憶が突然蘇ったけれどもちろん世界のモーブッサンがそのようなセコイひも付き商売をする訳もなし。純粋に配るだけであった。
このニュースはテレビでも紹介されたから、広告効果はこの日に配ったダイアモンドの仕入れ費用相当にはあったかもしれない。
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パリ、ヴァンドーム広場にあるショパール(Chopard)に強盗が押し入り、約660万ユーロ(約8億9000万円)相当のジュエリーを奪って逃走した。
犯人は50代と見られる男性1人で、ボルサリーノ・スタイルの帽子をかぶっていた。店内には顧客を装い歩いて入店し、拳銃を店員につきつけショーウィンドーにディスプレイされていた宝飾品を渡すよう要求し、受け取ると直ぐに立ち去ったという。