偽ティファニー・ブランドのジュエリー販売を許していたとして、ネット オークション米最大手のeBayが商標権侵害でティファニーに訴えられ、米連邦裁判所で審議されていた裁判の判決が14日(2008年7月14日(日本時間15日))言い渡された。
判決によると、eBayは既に偽ブランド対策を実施しており、eBayの責任はないとしてティファニーの訴えは退けられた。
eBayは先月(2008年6月))フランスの裁判所より、ルイ・ヴィトンなどの偽物販売を仲介しているとして60億円余りをLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンに支払うよう命じられている。今回の米連邦裁の判決はeBayにとって朗報だろう。
CNNオンラインなどが報じた。
Nature誌の7月10日号に掲載された論文で、ブラウン大学のアルベルト サール氏らの研究者グループは、米航空宇宙局(NASA)が1969年のアポロ計画の際に採取した火山活動に起因するガラス(写真右)を分析し、内部に含まれる揮発性成分の存在と、月内部には水や二酸化酸素が存在すると考えられると述べた。
従来、月は過去に晒された高熱により水素をはじめとする軽元素は存在しなくなったと考えられていた。
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ミキモトが、創業者・御木本幸吉生誕150年を記念し「人と真珠」をテーマに、人と真珠が織りなす幸せあふれる写真作品を募集している。
募集の締切は7月31日まで。
▼応募の詳細
- テーマ :「人と真珠」
- 応募資格 : なし(海外在住者、プロ応募可能)
- 写真サイズ : タテ・ヨコ問わず 2Lサイズ/1MB以内
- 点数制限 : なし
- 郵送での応募方法
こちらの応募フォームを印刷の上、作品見本(2Lサイズ)に添えて下記の応募事務局へ郵送。
作品見本には上下の判別が分かるよう、プリントの裏に「上」「下」と印を付けること。
< 送付先>
〒104-8238 東京都中央区銀座5-15-1 SP605
写真展「PEARLS,365DAYS」応募事務局 宛
※2008年7月31日(木) 当日消印有効
複数応募の場合には、作品ごとに応募フォームを記入すること。またどの作品がどの応募フォームか分かるようにすること。
6. メールで応募する場合
メール本文に必要事項を記入し、1MB以内の作品データ(選考用※)を添付して下記のメールアドレスに送信。複数応募の場合には、1件のメールにつき1作品で応募する。
※作品データ:受賞した場合の提出データは、RGBカラーモードのjpg画像データとし、1ファイルのデータ量の目安は3〜5MB。
< 送付先>
写真展「PEARLS,365DAYS」応募事務局
photo@mikimoto150.com
※2008年7月31日(木)18時に受領のメールまで有効
< 必要事項>
作品タイトル/お名前・フリガナ/住所/年齢/職業/日中連絡が取れる電話番号/
作品に対するコメント
※ 受賞した場合には、データまたはポジの提出を求められることがある。
御木本幸吉生誕150年記念 写真展 公式サイト
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米大手テレビ通販会社ジュエリー テレビジョンが、宝石販売に関する不当広告で提訴された。訴えたのはカリフォルニア在住の女性で、請求した損害賠償額はおよそ5億4千万円。
この女性によると、ジュエリー テレビジョンが稀少な赤色または緑色のアンデシン ラブラドライトとの広告に基づき購入をした宝石が、実際には化学的に処理された無色または黄色のフェルドスパーであったという。
処理を意図的に隠して販売をしたとは思わないが販売者責任が問われる時代である。宝石の販売者は、プロフェッショナルとして処理を知らなかったで済まされるものではない。自らの知識を磨き、供給者の情報だけに頼ることなく適切な情報を開示して販売することが肝要だ。
公正取引委員会には消費者を保護する観点から宝石・ジュエリーの広告に関する規制を強化してもらいたい。 規制緩和の潮流に逆行するとの考えもあるかもしれないが素人も簡単にインターネットで販売が可能な時代。その広告には目を覆いたくなる不当表記を目にすることもあり、歯止めの必要性を感じている。
販売者の立場からすると規制強化はうっかり知らずに処理石を売ってしまったらどうするのだという不安を持つかも知れない。しかし、自らの知識を蓄え、必要に応じて宝石鑑別機関を利用して、適切な表記で消費者が安心して宝石・ジュエリーを購入できる環境を整えればマーケットはより大きなものとなり、ビジネスに良い影響を与えるものと信じる。
参考までに記すと、FTC(米連邦取引委員会)ではジュエリー、貴金属業界向けに広告の文言を細かく定めたガイドラインを設けている。
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宝石鑑定士の事実上の世界標準いえる資格、GGプログラムの実施で知られるGIA JAPANの大阪教室で、フィリピン西端パラワンのタイタイ地方の無人島にある白蝶貝養殖真珠場で養殖されるゴールデン・パールに関するセミナーを開催する。
開催日は7月30日(水)で聴講費は一般3,000円(受講生無料)。
同養殖場を先頃訪れた土居芳子GIA JAPAN理事長が講師を務める。
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真珠科学研究所は、“パールトレーニング10時間”セミナーの次回開催は8月6日、7日と発表した。
実務に即した実習中心のこのセミナーは、直ぐに販売に応用できる技能・知識が習得出来ることで定評がある。
惜しむべきはサンプル セットの関係で毎回5名しか受講できない事。このため直ぐに定員に達してしまう。しかし、この6月17日現在では、まだ空きがある。ご希望の方は、以下に公開されているページを印刷し、ファックスで申込みできる。
受講を終了するとパールインストラクターの資格称号が授与される。
>> パールトレーニング10時間申込み用紙
>> パールトレーニング10時間パンフレット
主催:真珠科学研究所
会場:真珠科学研究所セミナールーム(東京都台東区)
開催日:2008年8月6日、7日
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14日、ジュネーブで開催されたクリスティーズのジュエリー オークション[EVENING GLAMOUR]に出品されたブルー ダイアモンドを用いた指輪がおよそ9億1700万円(9,233,000スイス フラン)で落札された。
このブルー ダイアモンドは13.39キャラットあり、パヴェ セッティングされたピンク ダイアモンドのメレーが取り巻いている。添付されたGIAのレポートによるファンシー カラーの表記はファンシー インテンス ブルーで、クラリティはVS1、蛍光反応はない。
高額落札されたブルー ダイアモンドの例としては、2007年10月8日のサザビーズ オークションで約9億3500万円(61,927,500香港ドル)で落札された6.04キャラットのエメラルド カットのブルー ダイアモンドがある。
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4月10日、香港でサザビーズ主催のジュエリーオークション、[Magnificent Jewels and Jadeite]が開催された。落札総額は38億7千万円だった。
高額落札されたジュエリーには次のようなものがあった。
26.90キャラットのカラーチェンジ サファイアを用いたK18WG(18金のホワイトゴールド)の指輪。取り巻きに合計1.20カラットの無色系ダイアモンドを使用。GIAのレポート(いわゆる鑑定書)付き。落札金額は1,200万円だった。
8.71キャラット、インターナリーフローレスのファンシー ライト ピンク ダイアモンドを用いたK18WG及びK18ピンク ゴールドを用いた指輪。取り巻きには合計1.55キャラットの無色系ダイアモンド。GIAのレポート付き。落札金額は約8,600万円だった。
2.01キャラット、VS2のファンシー ディープ ブルー ダイアモンドを用いたプラチナ製のリング。脇石はパヴェで留めた無色系ダイアモンド。GIA及びグベリンのレポート付き。落札金額は約1億1,700万円だった。
32.04キャラット、ミャンマー産(ビルマ産)無処理(熱処理の痕跡なし)のサファイアを用いた指輪。取り巻きに無色系ダイヤモンドを合計6.40キャラット用い、プラチナ製。約6,700万円で落札された。AGLのレポート付き。
内径55mm、幅14mm、厚さ7,5mmある、緑色の翡翠のバングルが約1億5千万円で落札された。
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米子市教育文化事業団は、珍しいX字をした勾玉(まがたま)を米子市博労町(ばくろうまち)遺跡で発掘したと発表した。同時に出土した土器などから、古墳時代前期(四世紀頃)の作と推定した。
大きさは縦21mm、横26mm、厚さ8mmでタルク(滑石)製。
宝石学の世界でタルクはモース硬度1の標準鉱物として知られているが、それ以外では馴染みがないとお考えかも知れない。しかし加工しやすい硬度の低さを利用し、工芸に用いられる例も多い。例えばカナダ先住民はタルクの集合体であるソープストーンを全体に丸みを帯びたデザインで動物などに彫刻しており、カナダの土産物店を訪ねたことのある人ならば、かなり高い確率で眼にしているはずだ。
人が最初に身に着けた装身具のひとつは動物の牙であったとされる。強い動物の牙を身に着けることで動物の力を自らに宿し、魔除けにする意味もあったのではないかと考えられている。勾玉の柔らかな弧を描いた形状は、動物の牙が元になったとうい説がある。あるいは胎内にいる胎児の形を表すともいわれる。
勾玉は、古書に曲玉と記載されている例もある。
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GIAは、CVD法によって合成されたダイアモンドが、グレーディング レポートの発行依頼石として初めて持ち込まれたと発表した。
鑑別したのはGIA本校があるカールスバッドのGIAラボラトリーで、大きさは約0.3ctカラーはほぼ無色。ダイアモンド・ドシエ(※3)の発行依頼だった。
※3 ダイアモンド・ドシエ
GIAが発行するダイアモンド グレーディング レポートの一種。通常のレポートでは受け付けてもらえない小さな石も依頼できる他、記載がやや簡略化されている。
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