スリランカからの宝石便り 〜その8〜 トルマリン
スリランカで産出されるトルマリンの色は、黄緑、深緑、蜂蜜のような茶色が多く、まれに青や明るい緑色も発見されますが、ルベライトと呼ばれる赤やピンク、バイカラーのウオーターメロンなど人気の高い色は産出されません。店頭でトルマリンは多様な色が販売されていますが、大半はアフリカや近隣諸国から輸入されたもので、値段も店によってかけ離れています。
スリランカ産出のトルマリンは、その見た目の色や多色性などでジルコン、コーネルピン、シンハライト、アンダリュサイトに間違えられる場合があります。紅茶の産地であるウバで産出されるトルマリンは「ウバイト・Uvite」と呼ばれています。希少性が高いものでは、キャッツアイのように一条の光(シャトヤンシー効果)がでるトルマリンも産出されます。
金褐色のものも産出され「ドラバイト・Dravite」と宝石学的に呼ばれますが、通常の宝石業者はルベライト以外はトルマリンとしか呼びません。
無色のトルマリン(カラーレス)は無色のスピネルと同じように大変希少性があります。
※写真はラトゥナプラーでのひとこま。のどかな田園風景の中、所々で宝石採掘用に穴(井戸のよう)があけられ、機械や人力で鉱夫が作業しています。
片山新子、FGA
最近、産地ラトゥナプラに行った経験も書き込んでいます。
個人の楽天ブログ「スリランカ宝石留学物語」
個人WEB「Ragems」