2013年春の流行色 - パントン社
パントン社が発表した2013年春の流行色は次の通り。大胆で鮮やかな色と、落ち着いた色合いがもたらす調和したバランスの良さが注目を集めるという。
・テンダーシュート(新芽) (ペリドットの色)/ Tender Shoots
・グレイド ジェイド(彩度の低い緑) / Grayed Jade
・エメラルド
・アフリカン バイオレット(アメシスト色)
・ポピーレッド(レッド スピネルの色)
・ネクタリン(橙色)
・レモン ゼスト(レモンの皮)(シトリンやイエローサファイアの色)
・ダスク ブルー(黄昏時の青色)(トルコ石の色) / Dusk Blue
・リネン(淡い肌色)
・モナコ ブルー(アイオライトやサファイアの色)
なじみのない表現が多いので一般的な表現に直すと赤、青、紫、オレンジ、緑、黄緑、黄色、中間色となる。こう書いてしまうと身も蓋もなく三原色を含めてあらゆる色の羅列にも見えるが、パントン社のスプリング2013パントン ファッション カラー レポート“Spring 2013 The Pantone Fashion Colour Report”に掲載されている、これらの色を使ったファッション・コーディネートを見ると、なるほどそこにはひとつの方向性があるし、イラストで記された洋服に合わせて見たいジュエリーをデザインしたい気持ちの盛り上がりを感じる。
大手TV通販会社の番組ではアパレルとジュエリー部門がコラボしてトレンド・カラーに関連した商品を訴求している番組を目にするが、市井(しせい)の宝飾店でこの手の企画はまず見ない。宝飾店が洋服を売る必要はないだろうが、ブティックでマネキンが着ている洋服を丸ごと購入する顧客が少なからず居ることを思えば、流行色やアパレルに合わせてジュエリーを訴求することも一考に値するだろう。
スプリング2013パントン ファッション カラー レポートは同社ウェブサイトからダウンロードできる(英語)。