[宝石学の世界]–Vol.407-20110315-被災者の皆さま,お見舞い申し上げます
東北関東大震災でお亡くなりになった皆さまのご冥福をお祈り申し上げます。
被災者の皆さま、心よりお見舞い申し上げます。
本日は、通常のメールマガジンの発行は控えさせて頂きます。
私も、かなり心労が募っています。仙台市の従兄弟は無事が確認できたものの、
石巻市が中心ですが、被災地地域にかつての教え子や、遠縁ながらかなりの数の
親族、知人がおり、多数と連絡が取れていません。ある親族宅は家ごと流され、
居住者とは連絡がとれません。
このような状況で、グーグルの衛星写真サービスが被災後の現状把握に役立って
おりますので紹介します。概ね被災地全ての被災後の衛星写真を見る事ができる
ようです。
解像度は満足とまではいいませんが、連絡がつかない知人なりの家屋の状況
(あるか、ないか、)は確認できます。また津波が運び込み、水が引いた後に
残された残余物(木ぎれなどと思われます)の集積具合から、どこまで津波が
きたのかが分かりますから、安否の推定に役立っています。
状況がわかっても何が出来る訳でもなく、もどかしいばかりですが。
なおTwitterも、特に災害初期の段階の情報収集に役立ちました。メディアの
手が回らない、自分の知りたい地域の情報を、現地にいる人やその近隣の人が
伝えてくれているケースがあったからです。ただし情報の拡散依頼は、その
心情はわかるものの、他の必要とされている情報を埋もれさせる結果となって
おります。
▼被災後の衛星写真をグーグルのサービスで見る方法
●グーグル アースというソフトウェア(無料)をダウンロードしインストール
http://www.google.co.jp/intl/ja/earth/index.html
上記ページからダウンロードボタンを押し、表示されたページにある「利用規約」
を了解の上、「同意してダウンロード」をクリック。ファイアウォール/ウィルス
ソフトでブロックされる場合はブラウザ上部で「ソフトウェアをダウンロードする」
等の選択肢をプルダウンから選びます。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストールを続けます。
●インストール後、グーグル アースを立ち上げておきます。
●グーグルの「東北地方太平洋沖地震に関する災害情報をまとめたページ」
にアクセス
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html
●上記ページの下の方にある「被災地の衛星写真」にある、
「Google によるマイマップ」という文字をクリック。
●地名が多く出てきます。調べたい地区名をダブルクリックします。
(必要な地名がない場合、とりあえずどこの地名でも良いのでクリック
なさってください(後から任意の場所を検索し、見る事ができます)。
●吹き出しが表示されます。
「または、こちらのファイル を開いて、Google Earthでご覧ください。」
という表示があります。この“こちら”をクリックすると、
「ファイルを保存しますか」
と聞かれますので、「保存」をクリックし、任意の場所に保存して下さい。
この際、海外で買ったPCを日本語環境で使用している場合、ファイル名が
化ける事がありますが、任意の名称をつけて保存すればOKです。ただし
拡張子は「.kml」としてください。
Google chromeの場合、必要なkmlファイルはブラウザ左下に収納され
ますので探して下さい(直ぐに分かります)。
●先に立ち上げてあるグーグルアースのメニューバー(一番上)の一番左、
「ファイル」をクリックし、「開く」をクリックします。
●先に保存したkmlファイルを開いて下さい。
●左側に「被災地の衛星写真」と表示され、地域が多数列挙されますので、
ご任意の場所をダブルクリックすると、その地域の写真が表示されます。
衛星写真が緑色の半透明の膜を張っているようにみえる場合には、地名の左
側にある、斜めになった六角形の緑色アイコンの左にあるチェックを外すと
緑の膜もなくなります。
また、「ジャンプ」という欄に地名や住所を入力して任意の場所を検索する
こともできます。
地域によってはかなり解像度が低いのですが、お役に立つ地域もあるものと
思います。
−−−
長野県北部を震源とする地震では多くの方からお声をお掛けいただきました。
お心遣い、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
私の会社は問題ありません。軽井沢もかなり揺れましたが。
当地は中部電力ですので計画停電の予定はありませんが、電力供給で問題が発生
しても、会社で必要とする電力の二倍を発電できる複数構成の発電機を所有して
おりますので、ネット環境の維持は物理的に光ファイバー網が切れない限り大丈
夫です。弊社サービスをご利用のお客様におかれましては、電話の他、メールで
の弊社への連絡が途切れる事はありませんのでご安心下さい。
−−−
ジェムランド・ストア※で販売中のジュエリーの図書に関し、発送が出来ない
地域がございます。また配達できても、大幅な遅延が生じる可能性がございま
すので、ご了承下さい。
※ジェムランド・ストア
http://www.gem-land.com/store/
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※敬称を省略しました。
宝石鉱物小事典は国立国会図書館データベース(Dnavi)に収録されています。
バックナンバー: http://www.gem-land.com/about_mail_magazine.shtml
宝石に関するご質問や弊紙に対するご希望などをお寄せ下さい。
http://www.yk.rim.or.jp/~ofukumot/otayori.html
※画像をお送り頂いても宝石鑑別はできませんのでご遠慮下さい。
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