謹んで新春のお慶びを申し上げます
昨年10月末に生じた全国宝石学協会(全宝協)が自主破産を申請するというジュエリー業界にとっての衝撃的なニュースにも現れていますが、好況の気配を感じることのできない日々が続いています。この原稿を書いている昨年12月21日の日経平均株価終値はおよそ10,370円、一昨年同日は10,183円。このふたつの経済指標からもそれは見て取れるようです。
今年の景気も昨年並みに推移するであろうと予測しますが、底を打った不景気が上昇基調に転じる明るい気配があるのも事実です。
例えば2009年3月の日経平均が約7,054円を付けていたことを思えば、一度も9千円を下回らなかった2010年のそれは、卯年の本年に飛躍をするために堅くなった地盤と見ることができるのではないでしょうか。個々のウサギに強い跳躍力が備わっていたとしても、地面が柔らかくては高く飛ぶことはできません。堅い地面があればこそ高い跳躍が可能になるのですから。
また縁起担ぎでいえば、今年は“宝石の年”であることは心強く思います。十二支では卯年の本年ですが、十支では辛(かのと:金弟)の年にあたり、これは「宝石」の意味もあります。
皆さまにとって、本年が高い跳躍の年となり、そして宝石の如く煌びやかな年になることを祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせて頂きます。
どうぞ、今年もよろしくお願い申し上げます。
有限会社フクモト・ロジスティック・システム取締役社長
株式会社フクモト・ロジスティック・システム・カナダ代表取締役
福本 修