タヒチパールプロモーション、タヒチアンパール証明書発行機関として承認される
タヒチパールプロモーション(略称TPJ。会長、奥田一弥)は、フレンチポリネシア政府とタヒチアンパール生産者組合連合会で組織されるペルルド タヒチ(GIE. Perles de Tahiti:略称GPT。会長、Alfred Martin)との間で日本におけるタヒチアンパール(タヒチでクロチョウガイから養殖された真珠)の呼称管理体制づくりを推進していくことで合意した。これを受けて、GPTはTPJが日本における呼称管理・証明書発行機関であることを正式に承認することになった。
タヒチアン・パールは、タヒチから輸出される時点で真珠層の厚さが0.8mm以上なければならないなど厳しく規制されているが、加工技術の高度化、流通のグローバル化も手伝い、国内でタヒチアン・パールとして販売されている製品全ての品質を確実に証明、保証することは難しい情勢にある。今回TPJが日本におけるタヒチアン パールの呼称管理・証明書発行機関であることが承認されたことは、流通経路の明確化や監視体制の整備に役立ち、タヒチアンパールを低品質や黒色系処理真珠、他国産黒蝶真珠、不正輸入品などと区別などに役立つのではないかと期待される。
タヒチパール プロモーションが発行する証明書は、公正性を期するために生産者や消費者代表など第三者が加わった管理委員会を組織して監査、監視体制を整えていく方針であるという。発行に際しては、タヒチ税関が発行する輸出証明、納税証明書、TPJと発行先企業の間で結ぶ責任・賠償誓約書などの基本情報を審査・認証し、タヒチアンパールと呼ぶにふさわしい素性と品格を備えているか、またトレーサブルな商品であるかを検査、判断をして、合格品に限り証明書を発行する。
※写真はタヒチアンパール呼称管理、証明書発行の体制つくりを推進することに合意し握手を交わすペルルド タヒチ副会長ロバート・ワン氏とタヒチパールプロモーション会長 奥田一弥氏。画像をクリックすると拡大画像を見ることが出来ます。