中国製の安価なジュエリー・アクセサリーからカドミウム検出される
中国で製造、アメリカで輸入販売されている安価なジュエリー・アクセサリーから有害物質のカドミウムが検出されたとして、米消費者製品安全委員会(CPSC)は、これらの製品を破棄するよう指導を行った。
検査はオハイオ州の大学が実施、アクセサリー類103個のうち、12個から10%を越える含有率でカドミウムが検出されたというもの。
これを受け、大手小売りチェーンのウォルマートは該当する商品を店頭から撤去する事を決めた。
カドミウムは、子供用アクセサリーへの使用が禁じられた鉛の代用として使用されたと見られる。 子供が口に含む可能性があるから鉛の使用が禁じられた訳だが、その代用として、やはり口に含めば有害であるカドミウムを、法律に使用禁止が明記されていないからといって使用する中国メーカーの商業モラルには驚くばかりだ。
この問題はアメリカのテレビニュースで大きく報道がなされたが、消費者庁はこれを受け日本国内に輸入されている類似商品やおもちゃなど、子供が口に含む可能性のある商品について、1月から3月までの間にカドミウム含有の有無を調査すると発表した。
小さなお子様のおられる家庭ではご注意を。