養殖コンク パール登場
GIAのG&G eBrief(ジーアンドジー・イブリーフ)で、養殖コンクパール※に関して報じられた。
コンクパールとは、コンク貝から採れる主としてピンク色をした愛らしい真珠(真珠層はないが)で、その希少性から高値で取引される。
GIAラボラトリーでは200珠以上の養殖コンク真珠の検査を行っており、その養殖技術はフロリダ・アトランティック大学(Florida Atlantic University)が開発し、核のあるタイプと無核タイプがあるという。
サイズは1mmから10mm(長さ)以上。
最も有効な検査はX線写真で、有核ならば核が、無核ならば挿入された外套膜を示す空洞が写る。従って天然と養殖の識別は全て可能ではあるが、外観の観察からの鑑別は困難である。取引の際には注意が必要だ。
※コンク パール:参照:山口 遼 氏による「コンク真珠の話」