ジュエリー・ビジネス・トレーニング[初級講座]はじめに
これからジュエリービジネスをとお考えの方
本格参入したけれど、どうも上手くいかない
ビジネスの壁に突き当たっている方のための
ジュエリー・ビジネス・トレーニング
[初級講座]
はじめに
先日の1月21日から開催されたIJTで、小売店の何人かの方と話をしました。皆さん一様に“店に客が来ない”“売れない”“直ぐに売れる商品が欲しい”といった声が聞こえてきました。
いままでは質の良いオリジナリティの高い完成品を仕入れ販売してきたのが日本の小売店の大半でしょう。スリーストーンやスゥイートテンなど、ダイヤモンドを使いある程度マスを意識した商品と販売方法でやってきたのです。しかしこれらの商品は多少の差異はあれど、皆同じ顔をしているし、何処の店にいっても扱っているものです。
結果、ジュエリーが同質化、均一化してしまい、価格競争に入り込み、消費者・個客は店や人に魅力を求めるのではなく、いかに安く手に入るかが焦点になってしまったのです。
いま小売店で個客離れ現象が起きているのも、ジュエリーの面白さ、魅力が失われて店に個客を引きつけるだけの魅力がないからではないでしょうか。
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ではどうすれば良いかということですが
作り手(クラフトマン、工房)と販売する側がダイレクトにコラボレーションを行い、質の良いオリジナリティの高いジュエリーを個客に提案できる事です。そして店と販売員を強化し「SHOP BRAND」を再構築することによってもう一度個客が店にきてくれる環境を整える事が実は一番の早道だと考えます。
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このような視点に立った時、ジュエリー販売のポイントは
の2点に絞る事が出来ます。
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そしてこれらの課題を解決するには、マーケティングの手法を取り入れる事が必要です。自分たちは小さな規模だからマーケティングは必要ないと考えないで下さい。マーケティングは決して規模の大小ではありません。
それでは暫くの間、具体的な戦略や戦術について、宝飾品のマーケティングという切り口で連載していきますので、興味のある方はお付き合い下さい。
増渕邦治(ますぶち くにはる)