GIAのレポートを偽造した処理ダイアモンド
グベリン ジェム ラボは、同ラボに持ち込まれたダイアモンドに付けられたGIAのダイアモンド グレーディング レポートが偽造されたものであったと伝えた。
このダイアモンドは2cts以上あり、カラーはD、クラリティはIF、カット グレードはエクセレントと表記されていた。同ラボで検査したところ、このダイアモンドには高温高圧処理(HPHT)が施されていたが偽造されたGIAレポートには処理の記述はなかった。
このような偽造の例は過去にもあるという。
ジュエリー業界関係者の中には、業者が持ち込んだ裸石をレポートを頼りに購入することもあるだろうが、このような事例もあり、レポートと当該ルースが同一のものかを確認する重要性は高い。
2000年の1月以降に発行されたGIAのダイアモンド グレーディング レポートの場合にはオンラインで照会できる。こちらのレポート チェックのページから石目(石の重量)とレポート番号を入力するとレポートの内容が表示される。
その他のレポートの場合、場合によっては発行機関への照会も必要だろう。